Yggdrasil Seeds : Software Works : WAV-Tools : WTADD
PV[1131994]

WTADD




使用法

MS-DOSプロンプトから以下の書式でコマンドを実行させてください

> WTADD [op] source-file [op] destination-file [op] target-file [op]

・source-file
・destination-file
・target-file
対象となる3つのファイル名で、source-file を destination-file に足しこんだものが target-file に出力されます。
拡張子を省略すると自動的に ".WAV" が付加されますが、拡張子なしのファイルを指定する場合は末尾に "."(ピリオド) を付けてください。

・[op]
オプション文字列の組み合わせです。必要なければ省略しても構いません。
/?簡易マニュアルを表示します。ファイルの処理はしません。
/!con\conチェックを省略します。
/*入力データを全てキャッシュに読み込んでから処理します。
/@%ワークエリアのサイズをサンプル単位で設定します。0を指定した場合、出力するサンプル全てをオンメモリで処理してからファイルに書き出します。
初期値は32768です。
/Bバックアップファイルを生成せず、既存のファイルに上書きします。
/~LISTチャンクを削除します。
/JディフォルトではディスティネーションファイルのLISTチャンクを反映させますが、代わりにソースファイルのLISTチャンクを反映させます。
/D異なるサンプルレートの足し込みなどで発生するサンプル位置の端数を切り捨て、サンプルの補間を禁止します。
/P#ソースファイルの再生ピッチを変更します。
+1で半音1つ上がります。
/V#ソースファイルのサンプルレヴェルの倍率を設定します。
/V#,#ソースファイルのサンプルレヴェルの倍率を左右別に設定します。1番目の値が左,2番目の値が右となります。
/U#ソースファイルのステレオサンプルにおいて、対面のチャネルに干渉させるレヴェルの倍率を設定します。負の値を指定することで疑似サラウンド効果が得られます。
/U#,#ソースファイルのステレオサンプルにおいて、対面のチャネルに干渉させるレヴェルの倍率を左右別に設定します。
1番目の値が左,2番目の値が右となります。
/N#ソース,ディスティネーションの両方に影響するサンプルレヴェルの倍率を設定します。加算したときにクリップされてしまう場合の調整用としてどうぞ。
/N#,#ソース,ディスティネーションの両方に影響するサンプルレヴェルの倍率を左右別に設定します。
1番目の値が左,2番目の値が右となります。
/W#ソースファイルを足し込むサンプル位置を秒単位で設定します。
/W_%ソースファイルを足し込むサンプル位置をサンプル数で設定します。
・オプション名の'/'は'-'で代用可
・オプション名の大文字と小文字は区別しない
・'%'の部分には整数,'#'は小数,'$'は文字列を記述する。省略した場合、'%','#'は0,'$'は空文字列となる
・文字列を付加するオプションの後は空白で区切らなければならない。そうでないものは他のオプションを続けて記述できる
・競合するオプションは後に記されたものが有効となる